【COLUMN】(株)環境防災・野上氏
1964年創業。約60年にわたり地域に密着し、地場の社会インフラを支えてきた建設コンサルタント、株式会社環境防災(以後、環境防災)。社長として同社の経営の舵を取るのが野上氏です。福岡県北九州市出身であり、東京に本社を構えるゼネコンの大阪支店で勤務した後、当時、福岡県北九州市(現在は、福岡市)に本社を置く建設コンサルタントにUターン転職した経歴を持つ野上氏は、2024年に環境防災の社長に赴任。UターンとIターンの双方の経験を持つ野上氏に、環境防災の今後について、そして、四国の可能性についてお聞きしました。

【野上 和彦氏 プロフィール】
(株)環境防災 代表取締役社長
1963年生まれ。高校まで福岡県の北九州市で過ごし、大阪の大学に進学。大学卒業後、ゼネコンに就職して施工管理として建設現場を経験し、入社4年目の現場において構造検討・計算を担当することになる。大学時代の卒業研究のテーマでもあった構造設計・計算に改めて触れることでその魅力が呼び覚まされた。また、生まれ育った地への社会貢献をしたいという気持ちもあり、1990年に福岡県北九州市に本社を構える、株式会社福山コンサルタントに転職。念願の橋梁を中心とする構造物設計に従事する。それから約四半世紀の2014年、グループ企業である株式会社環境防災の非常勤取締役に就任。さらにそれから10年後の2024年、同社の前任社長の退任を受け、代表取締役社長に就任。