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◆実際に香川へUターンして感じた「ギャップとメリット」

こんにちは!四国の転職エージェント、リージェントの田中です。
地元や地方へのUIターン転職や移住を考える時、「もし自分が実際にUIターンしたら?」と、誰もが一度はUIターン後の生活を思い浮かべるのではないでしょうか?転職して四国へUIターンした「その後」、生活はどう変化するのか?これは、非常に気になる部分ですよね。今日は実際に香川へUターンした私が当時感じたギャップとメリットを軸に、UIターンの「その後」の生活の変化について綴っていきます。

※当時の香川へのUターン体験談はこちら
香川へUターンしたリージェント社員の体験談

ギャップ1:地元の事なのに知らないことが多い

いざ転職して香川にUターンすることを決意した時、香川にどんな企業があるのかを全く知らないことに気が付きました。住む場所を決める時さえも、何処がいいのか?校区は?香川での子育てはしやすいのだろうか…とわからないことばかりです。高校を卒業して大学進学とともに県外へ出た私が香川にUターンしたのは30歳を過ぎた頃で、香川を離れてから実に十数年の月日が経っていて、近頃の香川の様子がわかりません。今まで香川での子育て事情など調べたこともなかったのですが、今では家庭を持ち、子ども達もいるので福祉関係は非常に気になる項目です。自分の地元だからと、ついつい何でも知っている気になっていたのですが、「地元のことって、案外知らないな」と、私のUターンは香川の事を調べることから始まったことに衝撃を受けました。実はこのように、大学進学とともに地元を離れ、そのまま都市部で就職された方から「UIターン転職を考えているが、地元の企業のことがわからない」と転職相談を受けるケースはとても多いのです。

香川に帰ってからは、再開発で2006年~2012年にかけてオープンした高松丸亀町商店街の美しい景観や、お洒落なコワーキングスペース・シェアオフィス等、地元を離れていた間にこんなにも街並みは進化したのかと驚きました。心配していた子育てについても、相談窓口や子育て情報発信サイトが充実していて情報を入手しやすく、また、調べるうちに香川は全国的に見ても医療水準が高い地域であり、私が思っていた以上に医療体制が整っていることも初めて知りました。転勤で様々な街での未就学児の子育てを経験しましたが、どの自治体も子育て世帯の転入支援には積極的で力を入れているので、子育て支援に関しては、都市部でも地方でも、あまり差がないと感じています。今まで知らなかった地元の良さや魅力など、新しい気づきや発見が多くありました。



ギャップ2:年収は下がったけれど、収入の差を感じない

一番気がかりだった収入面ですが、 意外にも生活にそれほど変化を感じませんでした。香川へのUターン転職に伴って、夫の年収が下がってしまう事は避けられませんでしたが、生活のランニングコストもぐっと下がりました。また、両親の近くに住んだことで子育ての後ろ盾を得られたからこそ、私自身が働くことができ、家計が二馬力になったことも非常に大きいです。周辺には田畑が多いので、親戚や近隣の方から食べきれない程の野菜をいただくようになったのも、家計に嬉しい変化です。

東京に住んでいた当時、家賃だけで月10万円を超え、別途で駐車場代もかかっていたのに比べて、香川では一軒家を購入した住宅ローンでさえ月10万円を超えることはなく、圧倒的に安く済んでいます。いつまで払っても自分のものになることはない賃貸マンションの家賃を支払い続けるよりも、自宅の屋根に太陽光発電システムを搭載するなど、自分の資産として投資できる安心感は大きいと感じています。

ギャップ3:移動手段は自動車メインに

東京に住んでいた時は、通勤や移動手段には徒歩や電車、自転車が多く、自家用車は1台所有で事足りていました。しかし香川での移動手段は、公共交通機関の発達した街の中心部を除いては基本的に車であり、通勤も当然車です。大人1人に1台自動車がなくては生活が不便なため、急遽、自家用車をもう一台買い足す必要があり、家の手配や引っ越しの手続きなど、ただでさえバタつく中で準備が少し大変でした。

そういえば、東京では前後に子どもを2人乗せられる電動自転車をよく見かけたのですが、香川では全く見かけなくなりました。こんなところからも、いかに車社会であるかを個人的に感じます。自動車の維持費や交通渋滞などの煩わしさはあるものの、他の人の目を気にすることなくドアtoドアで目的地に行けるのは、子育て中の身としては非常に気が楽だと感じます。東京に住み始めたばかりの頃、まだ赤ちゃんだった娘を抱っこひもで抱え、迂闊にも通勤ラッシュの電車に乗ってしまった苦い経験があるので…余計にそう感じます。

メリット1:自然と共にのびのびと子育てできる

香川に帰ってきてからの子ども達は、家の庭に作った小さな畑でキュウリやトマト、玉ねぎやスイカなどの家庭菜園に挑戦したり、パセリについたキアゲハの幼虫を捕まえてきては羽化させたり、田んぼですくったオタマジャクシがカエルになる過程を観察したり…子ども達の遊び場は、ぐっと自然が近くなりました。自然の中でのびのびと遊び、学ぶ子ども達の笑顔を見ると、純粋に香川に帰ってきて良かったなと思えます。
 
先日、こども園でJA職員の方の指導のもと“バケツ稲づくり”に挑戦している娘が、先生から宿題でも出されたのでしょうか、「もうすぐお米ができるけど、鳥に食べられないようにするにはどうしたらいいのかな?」と聞いてきました。だったら見に行ってみようよと、ドライブがてらお出かけし、田んぼにスズメ除けのために設置された、鷹の形をしたカイト(鳥追いカイト)が勇ましく飛んでいる様子を見てきました。こういった自然豊かな田舎ならではの体験は、都市部にいては手に入れるのは難しかったのだろうなと思います。



メリット2:両親の近くに住むメリットは大きい

ちょっとした時に子どもを預かってもらったり、子どもが体調を崩した際など、急なお迎えに対応してもらったり、自分の両親が近くに住んでいるメリットはやはり大きいです。結婚を機に一度は退職した私が、また働きたいと願い、今こうして働けているのも、両親達のサポートがあったからこそです。このサポートがなければ、私の社会復帰や、子ども達の保育施設確保など非常に苦労したと思います。

香川を出て両親と遠く離れて暮らしていたころは、帰省するたびに少しずつ少しずつ年を重ねていく両親を見て、言い表しようもない寂しさや将来の不安を感じたものですが、今ではお互いに何かあったときにすぐ駆けつけることができる距離にいるため、私達にとっても両親にとっても、大きな安心感があります。

ギャップに戸惑わないために

都市部と地方での生活は異なりますし、多かれ少なかれ、良い方にも悪い方にも、ギャップがあるのは当然のことだと思います。そのギャップに戸惑ってしまうのは、自分が期待する生活と、現実での生活に大きな乖離ができている場合です。都市部と地方での利便性だけを比べると、地方では不便だと感じることも圧倒的に多いです。それでも、自分の価値観に照らし合わせて地元へのUターンを選ぶとき、事前に地方での生活をしっかりイメージできていれば、「こんなはずじゃなかった」と後悔することなく、ギャップも不便も、受け入れやすくなるでしょう。UIターン後の生活をしっかりイメージするために、UIターン転職の体験談を見聞きするのも、とても有意義なことですね。このブログも、微力ながらそんなお手伝いができればと思っています。