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ポータブルスキルの重要性

こんにちは。四国の転職エージェント リージェントの加地です。
先日の西日本豪雨の影響により、愛媛県においても大きな被害が発生致しました。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された皆様、関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
微力ながら、当社としても、できる限りの支援活動をさせて頂く所存でございます。

先日、ある方からのお誘いを受けまして、講演をさせて頂きました。
テーマは「いつの時代も売れる人財とは」です。
何とも直接的なタイトルですが・・・(苦笑)

価値観は多様化し、豊かさの定義も変わりつつある現代社会において
価値観・ニーズは変化をし続けているが、常に求められている人財は変わらない。
それは何か?ということがテーマでした。

私たちは日々、転職を検討されている方々からの相談を受けているのですが
その中で、「○○の資格を持っている」「○○の知識・経験を持っている」といった
アピールをして頂くことが多く見られます。
これらはテクニカルスキルと呼ばれるもので、専門知識・専門技能・資格といった
特定の業界や職種で必要とされる能力となります。
これはこれで、大変素晴らしいスキルであるのですが、限られた領域でしか
求められない、あるいはイメージできないといったことになりがちです。

その一方で、特定の業種・職種、そして時代背景にとらわれない能力として
重要視されているのが、ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)です。
対課題面に対する「状況把握力」だったり、対人面に対する「折衝調整力」だったり
これは、様々な解釈もあることから、端的に表現するのが非常に難しいのですが
企業は、いつの時代もポータブルスキルが高い人財を求めています。

私の個人的な解釈で、大変恐縮ですが、あえて、わかりやすくまとめるとすると
対課題面に対しては、「課題をしっかりと捉え、その解決に向けた案を考え、
最後まで、あきらめずやりきることができる」こと。
対人面に対しては、「関わる人達と信頼関係を構築し、人と協働し、リーダーシップを
発揮することができる」ことになるのではないかと捉えています。

ここで言うリーダーシップとは、経営者や管理職のことを指しているのではなく
それぞれの年齢や立場に応じて、発揮する影響力のことを指しています。

いつの時代も、人々は課題に向き合い、関わる人達と協力し合い、乗り越え続け
その結果、成長をして、現代の社会に発展を遂げてきたと思っています。
テクニカルスキルは、時代により大きな進化を遂げ、これからも、どんどん変化し
進化していくことでしょう。

このテクニカルスキルを生み出す源泉こそがポータブルスキルであり
ポータブルスキルは、いつの時代も変わらないスキルであり
いつの時代になっても求められるスキルなのではないかと、私は考えています。