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◆「家族に相談するタイミング」後悔しないためのUターン転職・Iターン転職の進め方とポイント

転居を伴うため、転居しない場合に比べ時間とエネルギーを要するであろうUIターン転職。車の所有、子どもの転校など検討事項も多そうなUIターン転職。ちょっと面倒だな、大変そうだな、というイメージもあるかも知れません。

私たちキャリアコンサルタントにご相談いただく方々の状況は、
「検討し始めた。まずは情報収集がしたい。」
「関心があるが決めていない。」
「どうしても半年後までにUターンしたい。」
など様々ですが、中には
「転職の意思を固めたが、まだ家族には相談していない。」
という方も、実はいらっしゃいます。

住まいを共にするご家族への相談は早くから進めるに越したことはないのですが、なかなか相談の口火を切ることができず、後から相談して反対されてしまった。。。そんなケースも沢山見てきました。

人生の転機となるUIターン転職の決断とプロセスに、ご家族の理解は必要不可欠です。大切なご家族との人生を豊かにするためにも、今日はご家族への相談のポイントについてお話ししたいと思います。

まずは考えや希望を知ることから

UIターン転職は生活基盤や生活スタイルに大きな変化が生じるため、転居を伴う転職を考えていることをパートナーに打ち明けること自体「受け入れてもらえるか」といった抵抗や不安を抱えている方、ご自身の中でも考えを言語化できないモヤモヤがあり、ある程度マーケットの情報収集ができた状況で家族に話したい、といった方もいらっしゃいます。

ご自身の方向性を整理し、相場観を掴んだ上でご家族に自分の考えを伝えるということは問題ないのですが、その情報収集の一環として、ご家族がどのような考えを持っているか知ることも重要です。どんな暮らしがしたいのか、何を大切にどう生きたいのか、子どもたちの進学の希望、もっと現実的なところでは、どのくらいの世帯年収があれば希望の暮らしができそうかなど、UIターン転職の検討初期に、まずはご家族の希望を把握することから始めることをおすすめしています。

矛盾はあって当然、考えが変わることもある

希望を挙げていくと矛盾が出たり、現実的でなくなったりすることもあるかと思います。それでも、並べて出してみることで優先順位がつき、情報に触れることで考えが変わることもあります。

どうしてもご家族との合意が取れない場合は、キャリアコンサルタントの経験に頼るのも一つの手です。お互いの希望を叶える合意点が見出せなさそうだったとしても、過去の転職事例から他の可能性や選択肢が探れるかも知れません。

求人応募後に打ち明けるのは避けて

選考が始まってからご家族に相談するというのは特におすすめできません。

例えば、パートナーの昇進昇格のタイミングで、あと数年は経験を積みたいという希望が明らかになったケース。

例えば、ゆくゆくは地元に帰って子育てしたいと合意できていると思い込んでいたが、「ゆくゆく」の時間軸がご夫婦間で極端に差があり、自身は子どもが歩けるようになる頃、パートナーは就学前をイメージしていたケース。

こうした思い違いが起こると、ご家族の関係性にマイナスの影響を与えてしまうこともあります。求人に応募する前に、必ずご家族に相談するようにしましょう。

普段からお互いの気持ちを言葉に

ご自身のキャリア感について、仕事に限らず生き方の観点でも、生計を共にする家族とは普段からしっかりコミュニケーションをとり理解されているかという点がポイントになるのではと感じています。

仕事やキャリアについて、と限定すると何だか言い出しづらいと思われるのであれば、例えばお子さんの成長について、実家の親御さんについて、何となく分かっているようで分かっていない、近くにいるけれども日常会話から聞き出せていない家族の考えをインタビューするところから始められてはいかがでしょう。

外出自粛のGW、お互いに発見や気づきがあるといいですね。



筆者プロフィール

国家資格キャリアコンサルタント

渋谷 智子Shibuya Tomoko

香川県三豊市出身。二児のママ。外国語学部卒業後は、新卒でメーカー勤務(営業)を経て、2004年より株式会社リクルートにてHR(ヒューマンリソース/新卒・キャリア領域)事業、スカウト型キャリア採用支援・研修に携わり(6年半)、香川県本社企業の経営陣、事業キーマンとの接点を持つ。出産・専業主婦を経て、2013年に株式会社リージェント入社。入社後活躍にこだわるスタンスに惹かれ、企業と相談者の双方を担当する。2020年より東京在住、四国を応援したいファンが増えることを願い、U・Iターン支援に従事。地場大手メーカー・インフラ・エネルギー関連の技術職・専門職・管理職ポジションを得意とする。