「いつかは地元へ」で後悔しないために。早いタイミングで考え始めるメリット。
こんにちは。四国の転職エージェント、リージェントの松本です。日々、UIターン転職のご相談をお受けする中で、このようなお声をよく耳にします。
「いつかは地元(四国)に戻って暮らしたい」
「ゆくゆくは自然豊かな地方で、腰を据えて働きたい」
その一方で、「まだ30歳そこそこだし、40歳過ぎてからでもいいかな」「子どもが大きくなってから考えよう」と、具体的な検討を先送りにされているケースも少なくありません。
結論からお伝えすると、「いつかUIターンしたい」というお気持ちがあるのなら、少しでも早いタイミングで可能性を探り始める方が、長期的なキャリアや生活設計においてメリットは多いと思います。
ただ、誤解していただきたくないのは、決して「40代以降のUIターン転職が難しい」というわけではありません。40代以降の方も地方企業から即戦力として求められるケースが増えています。
地方の多くの企業では、経営課題を推進できるリーダー層や、高度な専門性・マネジメント経験を持ったミドル層の人材が不足している傾向があります。都市部の大手企業などで実績を積んできた40代以降の方々は、事業承継期にある企業の幹部候補や、新設部門の立ち上げ責任者といった重要なポジションで迎えられるケースが多くあるのです。
ではなぜ、40代以降のニーズもある中で、早いタイミングでの検討をおすすめするのでしょうか。今回は地方の転職市場の実情を交えながら、その理由をお伝えしていきます。
早いタイミングでの検討が有利と考えられる理由
40代以降にそうしたチャンスがある一方で、「キャリアの自由度」や「将来の選択肢」、そして「生活設計」という観点で見ると、20代〜30代前半といった早いタイミングで動くことには、若手ならではの大きなアドバンテージがあります。
以下、3つの観点で解説します。
<1. キャリアチェンジに挑戦しやすい>
地方と都市部の転職市場における大きな違いは、「業界・職種のバリエーション」と「求人数」です。
地方はどうしても都市部に比べて求人の枠が限られます。また、30代後半以降の転職では、前職と同領域での実績を前提とした即戦力が求められる傾向にあるため、条件を狭めすぎると「応募できる求人が限られてしまう」といった状況になりがちです。
一方、20代〜30代前半であればポテンシャル採用の枠があります。人手不足に悩む地方企業では、これまでの業界経験にとらわれず、意欲や人柄、汎用的なビジネススキルを評価して積極的に迎え入れる企業が多く存在します。
「UIターンを機に新たな業界にチャレンジしたい」「今の専門性をベースにしつつ、別の職種へ幅を広げたい」と考えている方にとって、若さは強力な武器になります。
<2. キャリアパスを描きやすい>
次に、暮らしたい場所でのキャリアを長く確保できることが挙げられます。
20代〜30代前半のうちに地方企業へ入社すれば、腰を据えて事業や社内文化を理解する時間を確保できるため、社内のメンバーや外部パートナーとの信頼関係を段階的に深めつつ、主任・係長から課長、部長といったステップアップの道筋を中長期的な視点で描くことが可能になります。
40代以降の転職では、入社直後から即戦力としての期待があるため「成果を上げなければならない」といったプレッシャーを感じやすくなりますが、若いうちであれば焦らず着実に力をつけていくことができると言えます。
「この先10年・20年でどのようにキャリアを築いていくか」というロードマップを安心して見通せる状態をつくれることは、早い時期に一歩踏み出す大きなメリットとなります。
<3. ライフステージの変化に合わせた生活設計がしやすい>
もう一つの観点が、ご家族や生活基盤といったライフステージの変化です。
30代後半から40代になると、お子さんの進学・教育費、住宅ローンなど、生活における固定費や動かせない事情が増えてくる傾向にあります。
そのため、「地元に戻りたいけれど、家族の都合や固定費を考えると年収を下げられない」「子どもの転校が難しい」といった理由で、移住そのものを断念せざるを得ないケースが多くなります。
対して、20代〜30代前半の身軽な時期や、お子さんがまだ未就学の段階であれば、固定費を抑えた暮らしへのシフトが比較的容易なのではないでしょうか。
四国の豊かな自然の中で子育てをスタートさせたり、地方ならではのリーズナブルな住居費の恩恵を最大限に活かした資産形成を始めたりと、生活基盤を柔軟に整えることができます。
ここまでお話しした通り、UIターン転職はどの年代にもそれぞれの強みの活かし方があります。40代以降で培った経験をフルに発揮する道もあれば、20代・30代で柔軟に選択肢を広げ、地方に根差したキャリアを築く道もあります。
しかし、「漠然と40歳くらいになったら考えよう」と先送りにしていると、いざその年齢になったときに「これまでの経験と合致する求人がない」「家庭の事情で動けない」という壁にぶつかってしまうリスクがあります。
だからこそ、少しでも心の中に「Uターンしたい」「Iターンしたい」という想いがあるのなら、まずは早い段階で情報収集を始めておくことをおすすめします。
今すぐ転職を決断したり、移住を確定させたりする必要はありません。
「四国には今、自分のスキルを活かせるどんな求人があるのか?」
「数年後に戻るとしたら、どんな経験を積んでおくべきか?」
といったリアルな市場動向を知っておくだけで、将来の選択肢は広がります。
四国でのキャリアや暮らしにご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

