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都市部から四国へ移住をして変化した価値観とは? 

日頃、国内外に住まわれる数多くの方々に対して、四国へのUターン・Iターン転職支援をさせていただいています。転職を考え始めた時からご相談いただき、転職先に入社された後も、ご様子をお聞きしながらご活躍をサポートさせていただいています。今日はご入社後にお話をお聞きするなかで感じた、「都市部から四国へ移住をして変化した価値観」についてお話をしたいと思います。

■仕事への価値観について

価値観には、仕事・家庭・お金・健康・趣味…等、様々なものがありますが、転職のご相談時に必ずお聞きすることの一つが、「仕事への価値観」です。何のために働くのか、何をモチベーションに頑張れるのか、という対話を重ね、仕事の価値観をお聞きしていくと、以下のようなものがあげられます。

・自身の成長や会社の成長
・人をマネジメントすること
・何かの分野でエキスパートになること
・クリエイティブなこと
・グローバルに活躍すること
・組織に属さず、自由度の高い立場で活躍すること
・人や社会の役に立つなどの社会貢献性
・…

これらの価値観は、これまでのキャリアを通じて個々の中に生まれ、時代の変化に伴い多様化してきています。四国への移住により変化するものもあれば、変化しないものもあります。最近では、都市部で適えられていた価値観を四国でも適えたい(変化させたくない)というご要望や、都市部では適わなかったけど四国だったら適えられるのでは?とのご相談もあり、移住後に仕事に対する価値観がガラリと変わってしまうケースは、それほど多くはないと個人的に感じています。

また、一つだった価値観が複数に増えていく、というケースもありました。例えば、都市部の大手企業で活躍されていた30代前半の方からは、転職前は「環境問題に取り組む事業に携わること」が仕事の価値観であり、四国でも実現したいとのご相談でした。しかし、四国に移住した後には、「企業規模が小さくなったことで業務範囲や技術が広がり、自身の成長に繋がっている実感がある。何でもこなせる技術者が周囲に複数いて、この環境で働けることが幸せ」というお声がありました。「環境問題に取り組む事業」に加えて「自身の成長」も仕事の価値観・やりがいになっていました。

その他、「四国からも世界NO.1シェアのモノづくりに携われる」「四国からもグローバルに活躍することができると気づいた」という声からは、都市部でなければ実現できないと思っていたことが四国で実現できる、という新たな価値観も生まれていると感じます。

■時間への価値観について

<通勤時間>
四国に移住して改善されたとお聞きすることの一つに「通勤時間の短縮」があります。都市部では家賃を考えて郊外に住まれていた方も多く、公共交通機関で片道1時間以上、長い方では2時間かけて通勤されていた方もいらっしゃいましたが、四国に移住すると基本的には車通勤・自転車通勤になることが多く、通勤しやすい距離に住まうことができ、結果的に短縮が図れたケースが多いように感じています。また、この1年間は新型コロナウィルスの拡大による緊急事態宣言の発令や解除の繰り返しで、在宅勤務と出勤の両方の働き方を経験したことで、改めて通勤時間の長さに疑問を持つようになったというお話もありました。毎日往復の通勤に時間をかけることが当たり前だった概念が変わり、その時間を有効に使いたいという考えが生まれているようです。

<家族との時間>
上記でもお伝えした通勤時間が短縮されたことにより、帰宅時間が早くなったことにも関連していると思いますが、「家族と過ごす時間が増えた」という声も多くありました。転職先にもよりますが、「ノー残業デーがあり明るいうちに仕事が終わる」という方もいて、その分、「家族と一緒に夜ご飯が食べられるようになった」「子供の成長が日々感じられるようになった」等、嬉しい声をお聞きします。「家族との時間を増やすこと」がもともとの移住(転職)の明確な目的ではなかったとしても、結果として家族の喜びが自分の喜びに繋がることを実感し、何のために働くのか、という価値観が変化するきっかけにもなっていると思います。

■住まう環境への価値観について

海、島々、山、川などに恵まれた四国特有の自然環境で、少し自転車や車を走らせば、山があり海があるという自然の豊かさに触れる機会が多くなったという声もあります。例えば、「バイクで海や山に向かってツーリングする機会が増えた」「未経験だった釣りを始めた」「瀬戸内海の島々が珍しく海を眺めに行く」等々。歴史や祭り等、その土地ならではの文化に触れることで「季節の変化を前よりも楽しめるようになった」という声もありました。

このように、価値観は十人十色、今ではもう一人十色と言えるほど多様化していて、今回すべてをご紹介することはできませんが、これからも様々な価値観の変化をお聞きしながら、四国ならではの魅力を発信していきたいと思っています。
 



筆者プロフィール

国家資格キャリアコンサルタント

溝渕 愛子Mizobuchi Aiko

高知県高知市出身。大学卒業後、総合リース会社に就職。地元の高知支店に配属されリース営業に従事。その後、大阪に転居し、株式会社リクルートに入社。HRカンパニー関西営業部の新卒・キャリア採用領域で企業の採用活動をサポート。また、派遣領域では関西・中四国エリアの派遣会社への渉外業務に従事。四国へのUターンを決意してリクルートを退職。香川県の人材サービス企業に転職し、管理部門にて、社員の労務管理、新卒採用活動に従事。その後、株式会社リージェントに入社。今ハマっているのは、限られた自由な時間を有意義に過ごすこと。1日にジャンルの異なる数冊の本を、少しずつ読むことを楽しんでいる。